いつでも帰ってきたい場所、川上村。
自然に触れることで、心も体もリセットできる場所。
私、小林美緒は川上村で生まれ育ち、
18歳で警察官になるため地元を離れました。
奈良が好きで、この地域のために、
この地域の人たちに関わる仕事をしたいという
想いで飛び込んだ世界。
世間には見えない辛いこと、しんどいことも
たくさん経験しましたが、多くの仲間に恵まれ、
仕事にもやりがいを持っていました。
そんな厳しい環境の中で、常に笑顔でパワフルに
頑張り続けられたのは、どんなに疲れていても、
川上村といういつでも温かく迎えてくれる
場所があったからかもしれません。
どんな悩みもちっぽけに感じてしまう。
私にとって何もかもをリセットできる場所であり、
パワースポットです。
以前、ある人が「川上村に入った瞬間空気が変わる」ということを言いました。
それは大自然の空気ではなく、言葉では表現しにくいものなのですが、私にはなんとなくわかります。実家の山奥に不動明王を祀っている場所があり、年に2回は皆で集まってお参りに行っていました。私も小さいながら山奥までついて行った記憶が残っています。
祖父母は神様、仏様をすごく大事にしていて、仏壇に毎日かかさず般若心経を唱えている姿を幼少期から見てきました。祖父母の横に座って般若心経を聞くのが日課で、小学生の時にはいつの間にか般若心経を全て言えるようになっていました。
私たちの先祖が高貴な存在や地元を大切にしてきたからこそ、川上村は神様が見守ってくれていると勝手に思っています。気分転換に旅行に来たような非日常を一人でも多くの人に味わってほしい。こんなことを思い始めた時、私にとっての普通だった景色がいつの間にか特別な景色に変わっていました。
そして、それを気づかせてくれたのは、父の工房に足を運んできてくれた人たちでした。こんな田舎の小さな工房に遠方から足を運んでくれるアップルジャックのファンは、車から降りた瞬間に空を仰ぎ、空気を存分に吸い込みます。
木工作家の父が築き上げたこの環境をこれから先も残したい、そして父の作品をもっと多くの人に知ってもらいたい、そんな気持ちが私を動かしたのです。
私が地元、川上村へ帰るきっかけとFROM0を設立するきかっけでもあります。
第2章
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